近日開催のイベント
フィルター

デザインあ展neo
「デザインあ展neo」は、NHK Eテレで放送中の番組「デザインあneo」のコンセプトを、体験の場に展開する展覧会です。これまで2013年に21_21 DESIGN SIGHTで、2018年から2021年には日本科学未来館、富山県美術館など全国6つの美術館で「デザインあ展」として開催。今回3回目となる「デザインあ展neo」では、こどもたちにデザインについてさまざまな思考 ・ 発見を楽しんでもらうコンセプトはそのままに、新たなテーマの新作を展示します。 「モノ」をテーマとしてきたこれまでの「あ展」に対し、今回のテーマは「あるく」「たべる」「すわる」「もつ」など、わたしたちが行う行為(動詞)。じぶんのからだも使って体感する作品群で、日常をつむぐさまざまな行為を、デザインの視点からとらえなおしていきます。また360度のスクリーンに囲まれて映像と音楽をからだいっぱいあびる作品など、「デザインあneo」ならではの作品群もパワーアップしています。 東京の中心に新たに誕生した施設「TOKYO NODE」で開催するにあたり、地下鉄の改札を出てから45階にある展示室までのアプローチにもしかけが満載。「あ!」の発見をお楽しみください。

横浜美術館リニューアルオープン記念展 佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)
TVコマーシャル、教育番組、書籍、ゲームなど、さまざまなメディアを通じて発信される斬新かつ親しみやすいコンテンツにより、1990年代以降のメディアの世界を牽引してきた佐藤雅彦。ひとりの人間がこれほど多種多様な作品群を生み出したことに、誰もが驚くことだろう。 佐藤の創作活動の軌跡をたどる世界初となるこの展覧会では、佐藤が表現者/教育者として世に送り出してきたコンテンツを一堂に紹介し、「作り方を作る」という思想に裏打ちされた独創的なコミュニケーションデザインの方法論を明らかにする。

藤本壮介の建築:原初・未来・森
藤本壮介(1971年、北海道生まれ)は東京とパリ、深圳に設計事務所を構え、個人住宅から大学、商業施設、ホテル、複合施設まで、世界各地でさまざまなプロジェクトを展開している。2000年の《青森県立美術館設計競技案》で注目を集めたのち、《武蔵野美術大学美術館・図書館》(2010年、東京)、《サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013》(ロンドン)、近年では集合住宅《ラルブル・ブラン(白い樹)》(2019年、フランス、モンペリエ)や音楽複合施設《ハンガリー音楽の家》(2021年、ブダペスト)などのプロジェクトを次々と完成させ、高い評価を得てきた。現在は「2025年大阪・関西万博」の会場デザインプロデューサーを務めるなど、いま、最も注目される日本の建築家の一人である。 本展は、藤本にとって初の大規模個展となる。活動初期から世界各地で現在進行中のプロジェクトまで網羅的に紹介し、四半世紀にわたる歩みや建築的特徴、思想を概観する。展示では、模型や設計図面、竣工写真に加え、インスタレーションや空間を体験できる大型模型、プロトタイプ(試作モデル)なども含まれ、建築に携わる人だけでなく、だれもが藤本建築のエッセンスを体感できる、現代美術館ならではの展覧会となる。さらに、藤本による未来の都市像の提案を通し、建築の存在意義や可能性についての考察も試みる。 環境への配慮、人と人との変わりゆく関係性、分断されたコミュニティをつなぐ機能、テクノロジーの発展に影響される生活など、今日、建築や都市には従来以上の役割を担うことが求められている。そのような時代に、建築は私たちの暮らしをどう変えうるのか。藤本の実践をとおしてともに考えたい。

りんご音楽祭2025
「りんご音楽祭」は、長野県松本市で開催されている野外音楽フェスです。 日本のクラシック界を代表する祭典「セイジ・オザワ 松本フェスティバル(旧 サイトウ・キネン・フェスティバル)」、街中が踊りで溢れかえる「松本ぼんぼん」が行われ、日本を代表するギターの生産地でもある楽都・松本。 周りを見渡せば、360度広がる雄大な山脈。蛍が生息する清流のせせらぎに、新鮮な空気。地下より湧き出るきれいな水に美味しいご飯。古き良きものが、世代を超えて受け継がれていく城下町・松本。「当たり前」の良さがここにはあります。 松本の街の魅力を、1人でも多くの方に知ってほしい。この街で、誰もが気楽に良い音楽を楽しめる「ポピュラーミュージックの祭典」を作りたい。そんな思いから、「りんご音楽祭」は生まれました。日本の音楽シーンの”旬”を味わえるよう、主催者であるdj sleeperが、全国のパーティー、フェス、ライブに足を運び、「今もっともフレッシュでもっとも聴いてみたい」アーティストをブッキングしていることも魅力の一つです。 今年も、松本・アルプス公園にて「りんご音楽祭」はパーティーを続けます。

アール・デコとモード 京都服飾文化研究財団(KCI)コレクションを中心に
1920年代に世界を席巻した装飾様式「アール・デコ」。生活デザイン全般におよんだその様式は、「モード」すなわち流行の服飾にも現れました。ポワレやシャネル、ランバンなどパリ屈指のメゾンが生み出すドレスには、アール・デコ特有の幾何学的で直線的なデザインや細やかな装飾が散りばめられています。それは古い慣習から解放され、活動的で自由な女性たちが好む新しく現代的なスタイルでした。 2025年は、パリで開催された装飾芸術の博覧会、通称「アール・デコ博」から100年目にあたります。この記念の年に、世界的な服飾コレクションを誇る京都服飾文化研究財団(KCI)が収集してきた選りすぐりの服飾作品約60点を展観します。また、国内外の美術館所蔵の絵画、版画、工芸品などを加え、現代にも影響を与え続ける100年前の「モード」を紐解きます。